こんにちは。
加藤秀視です。
今回、なぜ親御さんを対象に無償でセミナーを開催するのか、
まずはその理由から話させてほしい。
おれは今、慈善活動家、能力開発トレーナーとして、親御さんや学校の支援、
そして研修やコーチングを通して人の可能性を引き出す活動をしてる。
その中で1,000人を超える親子と直接向き合い、問題解決に導いてきた。
今まで非行少年少女の更生活動や子どもの可能性を引き出すコーチングを
数多く行ない、多くの成果を創ってきたが、
その中で絶対に外せない要因だったのが「親」だった。
子どもの未来は、実は親の在り方によって大きく左右されてしまう。
子どもの才能が開花するのも、問題行動を起こしてしまうのも、
親の関わり方次第で大きく変わってきてしまう。
研修やコーチングで様々な人と向き合ってきてもよくわかったが、
幼少期の影響や親との関わりを引きずったままで、
仕事や人間関係がうまくいかなくなってしまっている人が大勢いる。
つまり、幼少期の親の関わりは、子どもが大人になってからの
人生をも左右してしまうことだってあるということ。
要は、そのくらい親というのは子どもに影響を与えるわけだよね。
でも、おれからすれば子どもを変えるのは、大人を変えるよりもずっと簡単。
なぜなら、親が変われば子どもは本当にすぐ変わっていくから。
子どもは誰もが本当に純粋で、親が変わればすぐに自分の才能や可能性を発揮し始めるもの。
だからおれは子どもの可能性を引き出すときは、必ず親にもアプローチする。
そうすることによって、子どもが変わっていくことを知っているから。
自分の話を少しさせてもらうと、おれは部落で生まれ、
酒乱の父に毎日のように虐待され、施設に入れられ、その中で育った。
母は酔っ払って帰ってきた父にボコボコに暴力を振るわれ、
そのあとは必ず犯されていた。
当然、子どものおれに力はなく、自分が暴力を振るわれるのも
母が襲われるのも、すべてを受け入れるしかなかった。
逆らったり逃げ出したりすれば捕まえられ、
また苦しみの中に閉じ込められる。
毎日その繰り返しだった。
おれは次第に悪さをするようになり、非行に走り、暴走族に入った。
その当時は、自分には全く価値がないと思っていたし、
自分が傷ついても誰も悲しまないと思ってた。
人生の9割は苦しいのが普通だと、本気でそう思ってた。
だが、そんな中で何度もおれを救ってくれた言葉がある。
「秀視くん、あなたは本当に賢い子ね」
この言葉は今でもおれの中にあって、今のおれの土台になっている。
それは、施設の人が言ってくれた、たった一言の言葉だった。
おれは当時、学校の先生からも施設の指導員からもいつも怒られ、
責められ、何かあれば
「お前が悪い」
「お前のせいだろ」
「お前は馬鹿だ」
と否定されていた。
物がなくなれば、おれが盗んだことになった。
何かが壊れれば、おれが壊したことになった。
おれが悪くなくても、何もかも、全部おれのせいだった。
だからおれは、
「そうだよ!どうせおれが悪いんだよ!」
そう開き直ってた。本当は、悔しくて悔しくてたまらなかった。
でもそんな中、たった一人だけ「あなたは本当に賢い子ね」と言ってくれた。
そのたった一言の言葉が、おれに希望をくれた。
おれはそのたった一言に、何度も何度も救われてきた。
それまで否定の言葉しか浴びせられてこなかったおれは、
たった一言のその言葉だけで、
「そう!おれって賢いんだよ!」
そう心の奥底から思うことができた。
その言葉が本当に嬉しくて、いつもその言葉に支えられてきた。
子どもっていうのは本当に純粋で、
そんな言葉一つで本当にそう思えるんだよね。
だから、おれもそんな言葉をかけてやれる人で在りたいと思ったし、
いまでもそれは変わっていない。
そして、世の中の親がみんな子どもの本質を見抜ければ、
子どもたちの可能性は、もっともっと拓かれていくはずだとおれは思ってる。
子どもはとても純粋なので、
親や周囲の大人の関わり方一つで全てが変わってしまうもの。
親が子どもともっと深くつながり、可能性を拓くような関わりができたなら、
子どもの可能性は間違いなくもっと広がるだろう。
親が変われば子どもは簡単に変わる。
子どもの問題行動の原因はすべて家庭や環境にあるし、
子どもが活き活きと才能を発揮している理由もすべて家庭や環境にある。
でも、多くの親や大人は子どもとどう接すればいいのかが分からない。
それに加えて、巷に出回ってる子育てのノウハウも、
そのまま実践してもあまり意味が無いものや、机上の空論がほとんど。
大半が表面上のやり方を教えるものばかりで、
大前提となる一番大事なことを教えている人がいない。
ある本には、
「子どもは褒めて育てましょう」
と書かれているだろう。
そしてある人は、
「子どもは突き放して育てましょう」
と言う。
それはどちらも正しいとも言えるし、どちらも間違っているとも言える。
なぜならそれは、時と場合によるから。
それは単なるスキル、単なる方法論にすぎない。
もっと大事な大前提が抜け落ちてるから、
スキルややり方だけではうまくいかないんだよね。
これは子育てにも、ビジネスにも共通して言えること。
話し方やコミュニケーションの勉強をする前に、もっと大事なことがある。
まずはその大事なことを知らなければ、どんなに優れたスキルを使っ
たとしても、いつまで経っても子どもとつながることはできない。
そして、深いところで子どもとつながることができなければ、
例え親子であっても本音でのコミュニケーションが取れなくなってしまう。
当然だが子どもの本音を引き出せないような状態では、
本当の問題を見抜いたり、資質を引き出すことは難しい。
もちろんスキルを学ぶことは勉強にはなるかもしれない。
だがおれの経験上、スキルの大半は現場では役に立たない。
本当に大事なことは、もっと別のところにある。
しかも今の時代、シングルマザーや片親は、
現実的に厳しい境遇に置かれているのも事実。
以下は日本の片親、主にシングルマザーの置かれている状況をまとめたもの。
母子家庭の世帯数 | 124万世帯 |
---|---|
母子家庭の平均年間収入 | 223万円 |
一般家庭の平均年間収入 | 537万円 |
母子家庭の非行率 | 約37人に1人(2.7%) |
父子家庭の非行率 | 約29人に1人(3.4%) |
一般家庭の非行率 | 約185人に1人(0.5%) |
※厚生労働省雇用均等 児童家庭局家庭福祉課調べ【平成25年】
※犯罪統計書【平成22年参考】
これを見るだけでも、片親の家庭が厳しい環境にあることが
分かってもらえるはず。
単に経済面だけで見ても、通常の家庭の半分にも満たない経済状況の中で
子育てをしていかなければいけない。
片親で子どもを育てるというのは、本当に大変なこと。
父親役と母親役の両方を一人でこなすのは、決して楽なことじゃない。
だから、どうしても子どもとしっかり関わる時間が持てなかったり、
仕事のストレスで子どもに当たってしまうこともあるだろう。
自分のことをケアしたり、子育てのことを真剣に考える時間を
持つのも簡単じゃないだろう。
だが、子どもの幸せを願わない親は、誰もいないはず。
子どものことで悩みを抱えている親御さんは教育熱心な人が多いし、
みんな我が子に幸せになってほしいと願ってる。
ただ、「子育てで本当に大事な真実」を知るきっかけがないから、
多くの親が知らないだけなんだよね。
なぜなら、「子育てで本当に大事な真実」を伝えている人は、
今の日本にはほとんどいないから。
手前味噌な話で恐縮だが、おれは慈善活動家、能力開発トレーナーとして
以下のような結果を出してきた。
自分で言うのもなんだが、ここまで活動をしながら
親子の支援を行なっているのは、日本の中でもおれくらいだろう。
そんな中でおれがたどり着いた、子育てで最も大事な真実は、
「親自身が自分を愛すること」
だと断言する。
これが、子育てにおいて最も大事なことであるのは間違いない。
良い親子関係を築くためには、なにもパーフェクトな親になる必要はない。
本当に大事なのは、親が親という自分を確立すること、 子が子という自分を確立すること。
そして、親自身が自分を愛し、子どもが自分自身を愛すること。
自分自身を信頼し、愛していれば、
どんな子どもでも間違いなく飛躍していく。
よく子どもに「夢を持て」なんて言う大人がいるが、
おれからすれば夢なんて持とうと思って持つものじゃない。
そもそも夢というのは、自分を愛した結果として
「もっと自分を探求したい」
「もっと自分の可能性を試してみたい」
と、好奇心や向上心が湧いてきて、自然と持つもの。
自分を愛していない子どもは、本当の夢や希望を持てないもの。
むしろ自分の存在価値を求めて非行に走ったり、
問題行動を起こして自分の存在をアピールするようになることが本当に多い。
なぜ多くの子どもたちが自分を愛せないか。
それは、親自身が自分を愛せていないから。
親が自分自身を信頼できていないから。
こういう状態では良い子育てはできない。
なぜなら、親の在り方は、良くも悪くも全て子どもに反映されていくから。
親の中にある怖れや不安、トラウマ、ネガティブな考え方、否定的な思いが、
全て子育てに反映し、純粋な子どもに大きな影響を与えてしまう。
良い子育て、良い親子関係には、大前提として「自己愛」の確立が
必要不可欠なわけだよね。
これは、子どもの未来のためには絶対に欠かしてはいけないもの。
では、どうすれば自己愛を確立できるのか?
詳しくはセミナーで話すが、ここでも簡単に3つのポイントを紹介する。
実を言うと、いい親子関係を築くことも、自己愛を確立することも、
何も難しいことじゃない。誰もがそうなれるし、本当は簡単なこと。
例えば、女性は自分の体に生命を宿すことができるわけだよね。
これって本当にすごいことで。
この世の中に生きている全ての人は、女性から生まれてきた。
どんな偉人も、世界的な有名人も、もちろんおれも、あなたも、それは同じ。
だから母親の役目というのは本当に大きいし、
女性というのは本当に偉大な存在。
そして、そんな女性を守れるのが、男性という存在だとおれは思う。
そういう意味では、男性の役目は崇高だが、
世の中のいまの男はもっと女性を大事にしなければならないだろう。
おれからすれば、いくら稼いでいても、
外でどんなに偉そうなことを言っていたとしても、
女性を大事にできない男なんていくらもいかない小物。
女性には女性に適した役割があり、男性には男性に適した役割がある。
この役割が本当に重要で、日本では古来から重要視されてきた。
神社は女性の象徴として、お宮は子宮、鳥居は女性器に見立てて
神聖なものとして作られ、
鳥居は外の世界と内の神々の世界を区切るための結界として、
お宮は神様とコミュニケーションを取る場所として作られた歴史を持つ。
つまり、それだけ女性が生命を宿すことを、
偉大で崇高なこととして扱ってきたということ。
日本の国旗の日の丸もそう。
赤の円は女性を示し、白は男性を示す。
つまり日の丸は、
「女性が中心で、男性が女性を守る」
という意味を持った日本の象徴だということ。
今の多くの女性は、自分の存在がそれだけ崇高であることを
すっかり忘れてしまっている。
どれだけ自分に価値があり、
どれだけ偉大な存在なのかということを知らない。
だから、それをもっと知らなきゃいけないし、
その力をもっともっと引き出さなきゃいけない。
子どもたちの将来のためにも、
これからは絶対に女性の力の覚醒が必要不可欠だし、
そのためには男性は男性らしく、女性を守らなくちゃいけない。
おれは、そんな母親や父親が一人でも増えてほしいと思ってるし、
そう思って親御さんに向けてメッセージしてる。
今回のセミナーでは、そんな内容についても話せればと思ってる。
ぜひ親子関係をよくしたい親御さん、
子どもの力や可能性を拓きたい親御さんはご参加ください。
以下、詳細です。
おれは今まで様々な活動をさせていただき、
今は慈善活動家として活動してる。
この日本にも、もっともっと元気にする社会活動家が
増えてほしいと思ってる。
日本人は物事に繊細で、非常に細かなところまで気を配ることができる民族。
気遣い、心配り、おもてなし。
他人を思いやることができるのが日本人の特徴だろう。
なのにみんな、自分を粗末にしすぎてる。
自分を愛することを忘れて、自分の可能性を探求することを
ほとんどの人が放棄し、自分をあきらめてる。
もっと自分を愛する人が増えれば、
「もっと家庭を大事にしたい」
「大事な人を大切にしたい」
という人が増えてくるし、
「社会のために役立ちたい」
「もっと子どもたちのために何かをしたい」
という人が必ず増えてくる。
でも、今の日本を見渡したらどうだろうか。
被災地はまだまだ復興していない
原発問題はまだ解決していないのに原発再稼働
東北の子どもたちはこれからどうなる?
みんな他人のことをどうとも思ってないし、無関心。
なぜそんなことになってしまうかと言えば、それは自分にも無関心だから。
自分に無関心だから、他人にも無関心になってしまうワケだよね。
でも、よく考えてみてほしい。
本当にこんな社会でいいのだろうか?
誰だって人に優しくされたり、親切にされたら嬉しいだろう。
誰だって人に粗悪にされたり、雑にされたら嫌だろう。
少なくともおれは嫌だし、誰だって嫌だと思うんだよね。
でも、誰もが嫌だってことを、おれたちはやってしまっているのが現実。
仮に、AさんがBさんに優しくして、
そのBさんが、Aさんから優しくされたからCさんに優しくする。
そしてCさんも、Bさんに優しくされたからDさんに優しくして…。
その連鎖が生まれるなら、どんなに素晴らしいことだろうか。
そんな話は「理想論だ」と言われるかもしれないが、そんなことは全くない。
実際に、こういう家庭はたくさんある。
実際に、こういう職場はたくさんある。
おれはそんなコミュ二ティをたくさん見てきたし、自分も作ってきたつもり。
どうして、自分がやられて嫌なことを人にやってしまうのか?
どうして、自分がやってもらって嬉しいことを人にやらないのか?
そんな社会になれば、世の中はもっともっともっと変わっていくし、
もっと事業も発展していくだろう。
もっと言えば、意識だって進化していくだろう。
そして、意識が進化していくということは、
社会すべてが発展していくということにつながる。
おれはそんな循環やつながりを、
次の世代の子どもたちに残していきたい。
今を生きる大人の責任として、
胸を張ってバトンタッチできる社会を創っていきたい。
そのスタートを家庭から、親御さんから始めたいと思ってる。
この手紙も本当に必要としている人の元に届くことを願ってます。
共感してもらえたならぜひシェアしてもらえると嬉しいです。
セミナーであなたにお会いできることを心より楽しみにしています。