よく巷では
こんなことを言う人や書いている著書をよく見かける。
『働く人達が、「やる気がなく」「暗く」「冷え切っている」原因は、この社会は誰一人として例外なく「人と人の関わりで成り立っている」という大原則を忘れてしまったから、に他ならない』
という。
また
『組織は人数が多い少ないに関わらず、一人一人の人間の集まり。 組織の中にいる一人一人の持っている個人の資質がよりよく発揮されてはじめて組織は活性化する。
では、「活性化している」とは、どういった状態か?
それは、そこで働く社員一人一人が本当に「支えあい」「励ましあう」雰囲気である、ということ。
隣にいる人との絆がしっかりとある、と心底感じることができることだ』
と。
確かに仰る通り。
で、読み進めていくと
….
『今は、どこに行っても「人間関係が希薄で・・・」という事を言われる。 そして社長の多くが「うちの社員はコミュニケーション能力が低くて・・・」とも言う。
企業の人事担当者は、とにかく「コミュニケーション能力の高い人を」求めます。
しかし、「コミュニケーション能力」とは、一体どういったものなのか?
アメリカ人のように顔を合わせたら「ハロー!」と、にこやかに話しかけ、とにかく声をかけあい、抱き合い、オーバーなリアクションを表現することがコミュニケーション能力が高い、ということではない』
という。
なるほど
で、更に読み進めていくと
….
『私たち日本人はそもそも、西洋とは異分化を持つ民族。 アメリカ人は、夫婦でも家族でも常に「愛してるよ」「大好きだよ」「きれいだよ」と声に出したり、プレゼントをして形に表したりしなければ、対人関係がうまくやっていけない社会です。
「私はあなたに敵意はないですよ」ということを、わざわざ口に出さなければストレスがたまっていく社会、そして民族なのです。』
『それに比べて私達日本人は違います。「相手の気持ちを察する」「相手の気持ちを慮る(おもんばかる)」という、声に出さなくても「分かり合える」といった、世界中どこを探しても見つからないほど特異な性質をもった民族なのです。
また、自分の気持を直接伝えることに対してストレスを感じてしまう民族、それが日本人なのです。』
ふむふむ
確かに。
で…
『 「言わなくてもわかってほしい」「気持ちを汲み取って欲しい」「表情から感じ取って欲しい」
これは恐らく世界中どこを探しても日本人だけ、なのではないでしょうか。
それは「良い」「悪い」の問題ではなく、民族の違い、なのでどうしようもありません。
しかし残念ながら、もうすでに日本人は、「察する」「相手の心を汲み取る」「空気を読む」「場の雰囲気を壊さない」「表情を見たらわかる」 などといった、日本人だけが持っていた高度なコミュニケーション能力が、あきらかに低下している。』
なるほど。
確かに、以前に比べて不感症な人が多い印象はあるが「感覚や感性がいい人が減った」ことの方が実感値としてはあるな。
『日本の経営者は、感情や心といったいわゆる情緒的なことを否定し、論理的、かつ理性的に判断していくことを主としてきたように感じます。
いわゆる「知識を理解し、処理していくこと」を加速させてきたように思います。 もちろん戦略的思考を学ぶことや、論理的な判断ができることは必要なことです。
しかし、問題なのは、知識が増えれば増えるほど、それぞれの人間からあふれる直感力や発想力、そして感じる力を失ってしまった、ということです。 』
『人間とは、非常にバランスの取りにくい生き物です。 ぱっと人に会った時、「何かおかしい」「違和感を感じる」。 「これは正しいこと」なのか「おかしいことなのか」など一瞬にして見抜く力、これらはまさに「直感」のなせる業です。
そして人としてどういった行為が、人は美しいのか、また醜いのか、一目見て感じて分かってしまう力、それもまた「直感」です。
生き抜く力として人間に備わっていた直感力が失われると、私たちは一生迷いながら与えられる情報に操作されながら、苦悩の人生を送ることとなります。』
『自分の軸、となる「感じる力」が失われてしまった時、その人の中から「やる気」があふれてくることはありません。
会社を経営するには、こういった「人はどういう時に自らやる気になるのか」というメカニズムを知っておく必要があります。
また、これからの会社経営に必要なのは、 「人と人との繋がり」そして「絆(きずな)」です。 一緒に働く人を支えあい、励まし、敬う気持ち。 「私もそう感じる」という共感しあえる関係。 「言わなくてもわかっている」という阿吽の呼吸、そして強い仲間意識。
私たちが生きている人間社会には、空気を吸うように当たり前に必要なもの。 それが日本人だけが持つコミュニケーション能力、です。 』
確かに日本人は、日本人に合ったやり方や考え方も価値観がある。
適材適所って言葉があるが、国に置き換えてもその通りだろう。
特に人財育成なんてそうだが、日本で通用するやり方がアメリカで通用すると思っていたら大間違いだし、逆もしかり。
セミナーでも研修でも、日本人の根本的な部分を無視して西洋の猿真似を国内でしても、通用しないことは多いはず。
だって、ほとんどの対象者は日本人なワケだから。
だから西洋を否定するんではなく、いいとこはチョイスするが、根本は西洋とは異分化を持つ民族だということを受け入れてコンテンツを創造することだろうね。
『そして、その能力は今こそ、日本の企業には絶対に必要なのです。
絵に描いた餅、理想論だとお感じになりますか?
「そんなことはわかっているけど、実際は大変なんだ」とおっしゃるお気持ちもわかります。
しかし、実際に、職場の人間関係を徹底的に改善し、絆作りをすすめ、組織としても潤いはじめている、という会社も実際に数多くあります。』
確かにあるね!….
『冷え切った組織の中で働く社員の心は、堅い堅い殻にこもっています。
殻が厚くなった社員の心は、もうこれ以上傷つきたくない、という意識が働きますので、ますます自己保身に走ります。 自分さえよければいい、その場がよければいい、ということです。
仲間や上司の言うことは素直に聞けず、無関心を装い、仲間と協力して働く、という意識などは到底持ちえません。
冷え切った組織の中では、そんな冷え切った社員が1人2人、そして3人とどんどん増えていくのです。感情は鐘の如く、そのまま相手に移ってしまうのです。
雰囲気の連鎖といいましょうか、悪い空気が社員を覆い始めます。』
まさに負の連鎖。
こうなると脱出が容易じゃなくなる。
この著者が言いたいことは、痛いほどよくわかるしオレも共感する。
著者もこの中で書いてるが、「問題なのは、知識が増えれば増えるほど、それぞれの人間からあふれる直感力や発想力、そして感じる力を失ってしまっていった」ということ。
で、この著者もそうだし、他の学者や著者もそうだが、こうやって現状の問題を明確に提言できる能力は賞賛するが、真の問題は、「どうやってこれを解決するのか」に尽きるワケで。
著者はこの中で
「人はどういう時に自らやる気になるのか」というメカニズムを知っておく必要がある、と書いているがその通り。
また、これからの会社経営に必要なのは、 「人と人との繋がり」そして「絆(きずな)」とも言っている。
そして、「その能力は今こそ、日本の企業には絶対に必要なのです。 」とも言うが、ほとんどの人が「絵に描いた餅、理想論」だと言いそう。笑
「そんなことはわかっているけど、実際にできるのか?」とも疑う気持ちもわかります。
しかし、実際に、人間関係を徹底的に強化し、絆作りをし、組織としても潤ってるチームも、実際は数多くあるのが事実なんです。
そういう圧倒的な結果を創れる研修プログラムが、この日本に存在してることを、まずは知っていただくことが先決だと思うのだ。
※■【マーヴェラス・ラボ】超体感型リーダーシップ研修
https://m.youtube.com/watch?feature=youtu.be&v=aIaKPSfuz84
※■那須マーヴェラスアドベンチャー
https://youtu.be/zko_cFZDUEo
※■石垣マーヴェラスプレジャー
https://youtu.be/nz5fo9GUoEM
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