「心の民、日本人」

こんにちは。
加藤秀視です。
先日5月7日に品川にて講演会をさせて頂きました。
お越し頂いた皆さま方、誠にありがとうございました。
今回の講演のテーマは…
「いじめ、差別、虐待のない明るい社会へ」
やっぱりさぁ…
この課題を突き詰めていくと、大切になってくるものってのは、
一人一人の心の内側であり、
在り方。生き方。
要は他人を思いやる気持ちだと思う。
例えば、今回の震災で犠牲になった方が3万人以上いる。
例えば、今自殺によって命を絶つ人が年間3万人以上いる。
地震や津波は自然災害だ。
準備はできても、災害そのものを防ぐことはできない。
しかし、自殺や虐待はどうだろう?
これは人災だと俺は思う。
どうして自ら命を絶つ?
どうして子を虐待する?
それは苦しいからだ。
辛いからだ。
じゃあ、あなたの親しい人が…
あなたに
「明日、死のうと思う…」
なんて言い出したらどうする?
きっと止めるだろう。
きっと、「どうしたの?」とじっくり話を聞いてあげるだろう。
そして、親身に話を聞いてもらった人は救われるはずだ。
少なくとも自分の気持ちを受け止めてくれる人がいれば、すぐに命を絶つ、なんてことにはならないはずだ。
自殺は本人の問題だけでなく、周りでちゃんと防げるんだ。
なら…
どうして毎年自殺がなくならない?
それは…
他人の心を分かろうとしないから。
他人の気持ちを感じようとしなくなったからだ。
日本は近年経済が急激に発展を遂げ、一躍、先進国の仲間入りをした。
それは日本に物質的な豊かさをもたらした。
物持ちが偉い、お金持ちが偉い、権力ある者が偉い、そんな社会だ。
しかし、行き過ぎた資本主義は、人の行動基準を思いやりから損得勘定へ追いやり、
日本人の美しい精神性、思いやり、モラルを崩していった。
そうして…
その流れは、自分にメリットのないことはしない、という冷たい合理的すぎる文化になってしまった。
だから、人の悩みなんて興味がない、人の痛みなんて興味がない、そんな風になってしまった。
別に資本主義や、物質的な豊かさを否定しているわけじゃない。
それはとても尊いものだし、大切な仕組みだ。
ただ、それだけじゃ駄目だと思うんだ。
皆さんも想像してみて欲しい。
前者は
自分の周りにいる悩みや苦しみを抱えている人、
後者は
人の悩みや苦しみを受け止めている人、
現実的には圧倒的に後者の人が少ないんじゃないだろうか?
こういう日常的で冷ややかな空気感を、
みんな…
なんとなく肌で感じ取り、自分の悩みなんて聞いてもらえない、話すだけ無駄だ、と自分の中に抱え込んでいく。
そしてその想いを誰にも打ち明けることなく、死んでいくんだ。
そんなのは、悲しすぎる。
結局こういう悲劇を減らしていくためには、一人一人が愛と思いやりを持つしかないんだ。
近道なんてない。
日本は科学、文化、経済、全ての分野で素晴らしい発展を遂げたが、文明では自殺は止められない。
人心は人心でしか救えないんだ。
これを理解せずにいつまでも他人事では何も変わらない。
人の心を、心から理解しようとする気持ち。
それが全てなんだ。
ビジネスだって同じ。
お客様に少しでもよくなって欲しい、喜んで欲しい、問題を解決し幸せになって欲しい、
という気持ちが心底あるからこそ!商品開発やサービスの向上が自発的に成され、
志を持った顧客への価値の創造と提供がお金という結果に繋がる。
売り上げや、儲かるかどうか…それしか考えてない人は、短期的には成功しても長続きはしない。
俺は幼い頃から、たくさんの痛みを経験してきた。
失敗もたくさんした。
めいっぱい嫌な気持を味わったんだ。
だから、自然と人の気持ちを感じてしまう。
辛いだろうな、とか、苦しいだろうな、とか伝わってくるんだ。
でも、俺みたいに苦しい思いをしなくても、人の気持ちを分かることはできるんだ。
ほんの小さな思いやり、気遣い、心遣い。
そういうものが命を救うんだと思う。
確かに…
他人への情で気持ちに引っ張られることで判断を見誤ることもある。
愛を持って接しても裏切られることもある。
人は心変わりをする生き物だ。
でも、それは間違いじゃない。
理詰めで計算し、合理的に生きている人は失敗も少ないだろうけど、
決して心と心のコミュニケーションはできない。
自分から信頼できなければ、信頼されることはない。
自分が愛がない社会だ、と思えば、愛がない社会という現実を経験する。
現実は自分の知覚でしか作られない。
世界はいつだって変わらない。
変わるのは俺たちの知覚だけだ。
人間の見方によって、世界の見え方が変わるだけなんだ。
だったら人の人生を、人の気持ちを感じてほしい。
人の人生から、人の気持ちから学んでほしい。
少しだけ、相手の心に寄り添ってあげてほしい。
夫、妻、子ども、親、恋人、友達、後輩……。
相手の心に自分の心を近付けること、それが思いやりだと思うから。
そしたら…
損得の”得”は手に入らないかもしれないけど、
もっと尊い人徳の”徳”が身につくと思う。
”震災”という
大きなターニングポイントを迎えた今こそ!
気付く時なんだ。
一人一人が心の内側から変わっていくことを…
そして
「心の民、大和民族」
として誇りを持って!進化、成長していくことを心から願う。
その為に!
俺も進化!成長をし続け、
あり方と生き方でメッセージを伝え続けていきます。
長くなりましたが、今週の金曜日は金沢、土曜日には大阪で出版記念講演会を行ないます。
全力でメッセージさせて頂きます。
良かったら…愛に来てやってください。
よろしくお願い致します。
以下詳細になります。
いつも、最後まで読んで頂き、有り難うございます。
氣愛♪(≧∀≦)
愛と感謝を込めて…
加藤秀視
☆金沢講演☆
●日時
5月13日(金)
19時~21時(開場18時:30分)
●会場
いしかわ総合スポーツセンター2F会議室
●住所
金沢市稚日野町北(わかひのまちきた)222番地
076-268-2222
●参加費
参加費2000円(新刊著書付き)
●お申し込み
川合
TEL:090-2126-8008
●お問い合わせ
株式会社創栄Group
TEL: 0288-23-8123
担当:市川・赤羽
☆大阪講演☆
●日時
5月14日(土)
14:15開演(13:45開場16:15終了 サイン会あり)
●会場
大阪市立男女共同参画センター南部館(クレオ大阪南)
●住所
大阪市平野区喜連西6-2-33(地下鉄谷町線 喜連瓜破(きれうりわり)駅1番出口より北西に徒歩5分)
●アクセスマップ
http://www.creo-osaka.or.jp/south/access.html
●参加費
学生:前売り1,000円 当日2,000円
社会人:前売り1,500円 当日2,500円
●お申し込み
https://ssl.form-mailer.jp/fms/d4bf0196147150
●お問い合わせ
株式会社創栄Group
TEL:0288-23-8123
担当:市川・赤羽

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