日本にリーダーが欠落しているワケ

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リサーチチームによる分析

当社マーヴェラスラボでは体感研修だけでなく、座学コンテンツの質にも徹底的にこだわっている。

普遍的価値のある座学コンテンツを追求するために、実は6月にリサーチチームを立ち上げた。

手始めに、日本全国の大学約850校をすべて分析し、「リーダー/リーダーシップ」を扱っている講義を片っ端から見ていくという、まだ誰も手をつけていないことをやったワケだが、すでに面白い結果が見えてきた。

まず結論から言うと、東大・京大・阪大などのビッグネームには「リーダー論」という講義はほとんど存在していない。
その他、MARCHや関関同立レベルの有名大学でも該当はほぼなし。

全国の大学でリーダー論は数としては230存在するようだが、その半数は専門学校や短大から大学に昇格した地方大学だった。

大学の現状

ビッグネームの大学は、教員の審査基準として「学位を取得していること」「論文での実績があること」など、非常に高いレベルを要求される。

基準に達する専門家がいないからこそ、このようなレベルの大学にはリーダーシップ論の講義がほぼ存在しない。

一方、地方の大学や規模が小さい大学は教員の審査が緩く、文科省が審査に関与していないレベルの教員である可能性が高い。

これは何もランクによって大学を差別しているわけではなくて、国の方針としてある時期から専門学校や短大レベルを大学に格上げしたりして、大学の数を増やすことに重点を当てた、っていう歴史的背景が大きく影響してると思う。

数だけが増やしたところで、質が低下するのは当たり前のことだから。

まぁ、これからもう少し分析チームのほうで、講座内容とかを分析してもらうが、現状はこんなもの。

まともな専門家がいない人材教育

あと、分析する中で、文科省が展開している「グローバル人材育成事業」というものを見つけた。

この事業に対し、全国42の大学が申請して助成金を受けているようだが、公開されている資料を見てみると、その内容もぶっちゃけ微妙。

TOEICなどの点数をボーダーにして、ただ体験を積ませるようなものばかりで、授業を通しどう学生がリーダーシップを獲得していったのか、どう変化したかを評価する講義内容になっていない。

これでは本質的なリーダー育成とは言いがたいし、正直、国を挙げての人材教育がこのレベル感では、お話にならないって感じで。

とにかく、ここまでいろいろ分析して分かったのは、わが国の大学教育におけるリーダー論の位置づけとしては、「まともな専門家がいない」というレベルっていうこと。

新たな学問体系の構築

これからさらに分析を徹底的に行うが、大学の講義だけでは当てにならないので、ここからは更に海外のデータなども活用して、我々マーヴェラスラボで日本初の「リーダー学」という学問体系を作っていこうと考えている。

これが実現すれば本当に価値のあること。

なぜなら、今日本にも企業にも教員にも政治やアスリートにもあらゆる場面でリーダーシップが必要なのに、欠落してしまっているから。

結局、その背景には、「大学という学びの場でまともなリーダー教育がされないまま社会に人材が輩出されること」にも原因があることが、今回の分析で見えてきた。

これから我々が確立するリーダー学は、マーヴェラスラボ役員である池田CKOに協力をいただき、作り上げていくことになる。

池田CKOは大学教授であり、こういった徹底的した分析と学問体系の構築についてのプロフェッショナルなので、日本初のリーダー学は必ず実現できると信じて突き進み、社会に貢献していくつもりだ。

氣愛

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