こんにちは!
加藤秀視です。
最近は「Hamanasu」の活動について触れていなかったので、近況報告をさせて頂きます♪
震災から早半年… 振り返ってみれば本当にいろんなことがあった。
3月11日。あの日、多くの人の人生が大きく変わった。
俺もその一人で、いても立ってもいられず、震災2日後から今までがむしゃらに動き続けてきた。
石巻、陸前高田と支援してきて、最終的には南三陸町…漁師たちの部落、泊浜が活動拠点となった。
そして、今では「Hamanasu」のセンターを建て、泊浜になくてはならない存在になり、地元の一丸となって長期的な復興活動をさせて頂いている。
「Hamansau」ひとつとっても、ここまで至るまで本当にたくさんの壁があった。
賛否両論ある中、俺のわがままで「Hamanasu」の建設、被災地への長期的支援、現地の住込みを決めてから、数ヶ月…
やっとの思いでHamanasuの現地スタッフの夢美と綾が、お金を支払う条件で見つけてくれた土地…
それが、とある豪雨の日、残土を積み上げた土地だったせいか、土砂が崩れ落ちセンターに直撃…
ちょうどその頃、「Hamanasu」で子ども達の学習教室や学童保育の運営を計画していたので、安全面を考え、止むを得ず引っ越しを決意した。
現在、『Hamanasu』のある南三陸は津波の被害が大きく、ライフラインの中枢があった中心市街地は7割が壊滅状態。
今後、長期的に活動していく中で、また地震による津波がおきない確証はない。
スタッフや関わる人たちの安全面を考慮すると3・11で津波被害が無かった土地、子ども達の学習支援に合った土地を探す必要があり、また時間と労力が……
本音は引越しをせずに済めばそれが良かったです。
引越しが決まりその旨を地主の方に報告すると、なぜか?スタッフの夢美と綾に嫌がらせを…
次の土地が中々見つからず、俺もスタッフも様々な誘致の情報に錯乱され、苛立ちを隠せなかった。
土地が見つかったと思えば、また、地元の有力会社やわけのわからない人から根回しをされ、嫌がらせを受け、着工の準備にも取りかかれ ず、電気も水道も通らず……。
悪戦苦闘。
俺達は純粋に被災した人たちの力になればと、震災2日後から被災地に入り、我々の支援活動を後押しして下さった多くの皆様の代わりに支援活動を続けさせてもらってきた。
そして、被災地で出逢った被災した人達(現Hamanasuスタッフ)と被災地復興の烽火を上げ、眠っていた日本人の絆を共に確認し、義援金が底 をついた今でも自腹を切ってまで本気で取り組んでいる……。
なのに…なぜ?まったく関わりのない人、被害をうけてない被災地の人から被害を受けた被災地のスタッフたちが嫌がらせをされなければならないのか?
俺に直接するならまだしも……
怒鳴り込みにいきたくなるほど、本気で頭にきました。
でも、それでも、それが自分にとって本当に大切なものだったなら、苛立ちを納め、冷静になり、どんな邪魔が入ろうとも、一切の妥協なく黙々と進み続けることが大切。
これは人生の中で日々起きる出来事と全く一緒だと思う。
まぁ、そんな困難を乗り越えてようやく始動した「Hamanasu」
雇用創出とボランティアマッチングと子ども教育の3本柱を掲げ、本格的に動き出しました。
事業の一つである「はまなす学習教室」は9月7日にオープンし、初日と次の日こそ2人しか来ませんでしたが、
徐々に人数が増え、今では毎日20人弱の子ども達が来てくれるようになり毎日満員御礼です。
学年も小学生、中学生、高校生、様々で、「来るのが楽しい」という嬉しい声を頂いています。
子ども達の声を聞いていると、
やはり仮設では勉強しづらかったり、学習カリキュラムが大幅に変更されて勉強についていけなかったりするようです。
「まだまだもっとここに勉強しに来たがっている子がいる」とリアルな声が聞け、改めて現状を思い知らされました。
ようやく形になってきた「Hamanasu」
だが、まだまだ足りないものがたくさんあるのが本音です。
それは…一言で言うと、『情報の拡散』と『協力者』です。
被災地にとって、どんなに意義のある活動をしていても、
どんなに被災地や被災された方々に必要とされていても、
どんなに自己犠牲を支払っても、
この活動を多くの方々に知ってもらい、この活動を通して多くの方々とつながっていかなければ、俺たちは、
小さな気づきと自己正当化の壁に行く手を遮られ、大きな気づきと成長の突破口になっていきません。
世界的に見ても稀な未曾有の大震災。
この震災で犠牲となった多くの命、御霊を供養し、日本社会の在り方を悔い改めるためにも、日本は3・11を通して大きく気づき、成長していかなければならない。
そんな想いを志に刻みながら、もっとたくさんの人に「Hamanasu」の活動を知ってもらい、多くの方々とつながって、共に復興活動を行なっていきたい、純粋にそんな気持ちです。
やっぱり大きな雇用を生みだしたり、できるだけ多くの被災地の方に貢献しようと考えると、どうしてもたくさんの人の力が必要になってきます。
それには「Hamanasu」の活動を多くの方に知ってもらい、被災地の現状を知ってもらう必要があります。
「Hamanasu」のスタッフも俺も、どうすればこの活動が広大に広がるか、日夜考えています。
でも一番早いのはやっぱり直接被災地に来てもらって、現状を見てもらうことだと思う。
そこで、是非皆様にも被災地に来てもらって「Hamanasu」に遊びに来てほしいと思います。
正直言うと… 少し前までは冒頭で書いたとおり、来客を迎えられるような状態じゃなかったのですが、ようやく準備が整ったのでどんどん遊びに来て下さい!
今月の22日の夕方以降と23日は終日、俺が直接対応させて頂きます。
今までもSNSを見て遊びに来て下さる方々はたくさんいらっしゃったのですが、俺とすれ違いになることが多かったので、これからは俺がいる日程をあらかじめ連絡させて頂きます。
最近、政治家にお会いさせて頂く度によく話すことがあります。
それは現場を見てほしい、ということ。
踊る大捜査線の織田裕二じゃないけど、全てのことは現場で起きてるんだ。
これは決して被災地に来なければ何も分からない、っていうような知ったかぶりした偽善者の話じゃない。
ただ、被災地でしか感じとれないものがある。
それだけのことなんだ。
感じることは10人が10人違うだろうし、そもそも感じることを他人が決めることじゃない。
来て初めて分かること、来なけりゃずっと分からないこと、来て初めて気付くこと、来なきゃずっと気付かないことが被災地にはたくさんある。
今、俺が会長を務める新明建設は社員の7割が被災地に引っ越してきて、被災地の方が住んでいた場所を借りて住込み自炊し、瓦礫撤去を行なっています。
この中には親からネグレクトを受けて非行に走った子や、偽札を作って逮捕された子など、更生中の少年たちもいます。
これには賛否両論様々な意見があるかとは思いますが、やっぱり被災地でしか学べないことがあるし、言葉だけでは伝わらないものがあります。
日々瓦礫撤去を行ない、地域のおばぁ、おじぃと触れ合うことで、非行少年たちも自己評価、変化、成長が起きています。
俺は今まで何千人という数の問題児と接してきた。
その中で非行少年達も親も何百人と社会に戻してきた。
その経験から、成長に最も重要な一つに『気付くこと』と『自己評価の質』がある。
この2つの質で、『考え方の土台』と『行動の指針』が決まる。
いつもこの2つを本人の中から生み出せるよう、環境と関わり方には心を配っています。
前回のブログで少し案内しましたが、今週の23日(秋分の日)に少年更生の特番があります。
小6で鑑別所、19歳までに少年院2回、ネグレクトという虐待を受けた不良少年が、何をきっかけに気づき、自己評価し、成長していこうとするのか を見て頂きたいと思います。
もちろん更生は場合によっては半年、1年、2年かかる子もいます。
でも、先程も触れましたが大切なのは気付くことと自己評価の質なんです。
最近では更生のスペシャリストという好んでない異名をつけられていますが、
別に更生にはスペシャリストもヘチマもありません。(笑)
大切なのは本人が人生の中で何を求めるかしかない。
しいて言えば、更生は真面な道をどう求めさせるかを促すかしかない。
30分のOAでは一部しか伝わらないかもしれませんが、是非ご覧いただければ幸いです。
少年更生の話にずれてしまいましたが、このブログで一番伝えたかったことは、
「Hamanasu」に遊び来てほしい。被災地に触れてほしい。このブログを読んで下さっているアナタと俺たち「Hamanasu」が共に何がで きるかを考えていきたい。
そんな気持ちです。
ぜひ「Hamanasu」に遊びに来て下さい!
22日の夕方以降、23日は終日、俺が歌舞伎町のホスト並に対応させて頂きます!(笑)
今「Hamanasu」で求めているものの一つは、『情報拡散』
HPもまだ未完成で、アクセスも1日500PV程度。
まだまだ小さな数字です。
どんなに被災地の為に役立つ活動をしていても、この情報が広がらないことには埋まってしまいます。
どんなにきれいな花の種で土壌や水があっても…
『太陽の光が当たらなければ育たない。』
今、種はまかれました。
これからはこの「Hamanasu」に太陽である皆様の光を…当てて頂ければ幸せです。
何かございましたら、いつでもshushi_ranger@yahoo.co.jpにご連絡頂けましたら幸いです。
俺が直接確認しているアドレスになります。
最後になりましたが、10月上旬に、いつも仲良くして下さっている♪
木村拓哉さんのお母さんの方子さん。
女優の麻木久仁子さんが「Hamanasu」に遊びに来てくれます。
子ども達やお母さん方を対象とした読み聞かせやトークショーを行う予定です。
また詳細は後日ご案内させて頂きますので、 遊びに来て下さい。
いつもお力を貸して下さる皆様、このブログを読んで下さっている皆様、
心より感謝致します。
1日も早く皆様とお会いでき、共に力を合わせて復興活動を行なえることを心待ちにしております。
何卒、これからもよろしくお願い致します。
心から愛と感謝を込めて…。
加藤秀視
いつもたくさんのご支援ありがとうございます。(^^)
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