悪者探し… ふざけんじゃねぇ!

こんにちは。
加藤秀視です。(^-^)
前回の被災地のメッセージに続き、伝えたいメッセージがてんこ盛りです。(笑)
今日は、今騒がれているいじめの問題について少し取り上げてみたいと思う。
俺はあんまり流行の記事や時事について書くことはしないんだが、今回は自分の専門分野と重なっていることもあり、声を大にして伝えたい。
少し言い方がキツくなるかもしれないが、これが俺の本音なので受け止めてもらえたら嬉しいです。
もし、気分を悪くさせてしまった方がいたら… スミマセン。
言わせてもらおう。
まず、いじめについてメディアの取り上げ方が酷過ぎる。
解決の糸口にもならない、しょーもないニュースばっかり流して、挙句の果てには、誰が悪いだのどこの責任だの、悪者探し…
こんなことしてプラスの効果があると思うのか?
結果は、殺人未遂の事件まで誘発する始末だ。
確かに、原因や責任は存在するだろうが、それは、関わる全ての人にあるものじゃないのか?
関係者にも関わらず、自分は部外者顔で他人や環境ばかり責めたり、悪者扱いしたって、現状はよくなりはしない。
俺には分かる。いじめなんてまだまだごまんとある。
今回の事件も、様々な問題が表面化した氷山の一角に過ぎない。
子どもを持つ全ての親に言いたい。
もし、自分の子どもがいじめられていたなら黙認するのか?
もし、自分の子どもがいじめをしていたなら黙認するのか?

確かにいじめは子ども達の問題かもしれない。
だが結局、親、教師、学校、クラスメイト、学校の風土、いじめる子、いじめられる子、全てに原因と責任があるんじゃないのか?
みんな、見直さないとよくならないんだよ。
いい加減、その事実に俺達は気付かないといけない。
いつまでおんなじことを続けてる場合じゃない。
そんなことをしてる間に犠牲になっていくのは子ども達の命なんだ。
俺も青少年更生の専門家として、様々な中高にいかせてもらうが、もし、俺が学校に入ったならいじめなんて必ずなくせる。
そんなもの簡単だ。
いじめなんて人間の恥だ、という教育を教員、保護者、子どもに徹底的に伝えていき、
「いじめ=人間の恥」
という文化を作るだけだ。
弱いものいじめは人間として最低の行為、
いじめは家系、家族全体の恥、
そういうことだろ?
全ての人がいじめなんて人間の恥だ、と思っていたら、誰もいじめなんてしないだろ?
中高のいじめっ子だって、クラスの中で急に全裸になったりしないだろ?
それはそんなことしたら、恥ずかしいとか、アホとか、頭がおかしいとか、馬鹿とか、そういう風に思われるからだろ?
誰だって周りからそんな風に思われたくないし、子どもは特にその気持ちが強い。
大体、よくいわれるモンスターペアレンツってなんだ?
モンスターズインクの親せきか?(笑)
だったらディズニーにでも行ってろ。
そんな大層な名前なんていらねぇよ。
人間としてのモラルすら頭に入ってない大人なんて ”バカ親” で十分だよ。
そしたら誰だって、バカ親なんて呼ばれるのは嫌だから、自然とバカ親の行為は減っていくんだよ。
だったらいじめだって同じことだ。
いじめは人間の恥だ、ということを徹底的に教育していけば、自然と数は減っていくはず。
大体こんなこと教育しなくても、誰から教えられなくても、分かるだろ?
弱い者いじめがいいことだと思うか?
弱い者いじめがかっこいいことだと思うか?
こんなこと考えなくたって分かるもんだろ。
若い頃たくさん周りに迷惑かけて、いっぱい悪いことしてきた俺だって、
一度も弱い者いじめなんてしたことねぇよ。
むしろ、施設に居ることでいじめられた経験があるくらいだ。
今振り返れば本当にバカなことばっかりやってきたな、って思うけど、
そんなバカな俺にだって、弱い者いじめはダメだ!って分かってたよ。
困っている人を助ける。
弱い者いじめは恥。
女性、子ども、お年寄りは守る。

それが普通じゃないのか?
最近テレビで、芸能人がいじめられた過去を語るのを見たが…
「 私は小さい頃、よくいじめられていました 」
って告白する人がいるけど、あれもどうなんだろうな?って思う。
確かに、いじめられている子からすれば、多少の励ましにはなるのかもしれないが、
そう言うなら、いじめは人間の恥だ、ということをメッセージしてほしいと思う。
俺は影響力は人の為にあるものだと思っているから、余計にそう思ってしまう。
例えば、今人気沸騰中のワンピースのルフィが、CMやキャンペーンで、
「いじめはカッコ悪い」、「いじめをするやつは弱いやつ」、「いじめをする子どもはルフィ海賊団に入れない」
とか言えば、ワンピースが好きな子ども達のいじめの動機は確実に減るだろう。
たとえこれがルフィじゃなくたって、ジャニーズやアイドルでもいいし、俳優やアーティストでもいい。
世の中から憧れられている彼ら彼女が持っている影響力には、実際、それほどの力があるんだ。
だから俺は、そういった影響力を持った人達が、なんでもっと社会や人の為に影響力を使ってくれないのか、不思議に思うんだよ。
影響力は、人の為に使う。影響力ってそういうもんじゃないのかな。
心理学的な話になるが、いじめをする子どもはエネルギーがあり余ってる。
人は誰しも欲求を満たす生き物だからだ。
非行に走る子も、いじめをする子も、それをすることによって、自分の欲求を満たしているんだ。
それは、自分は強い、という欲求の満たし方かもしれないし、誰かに認めてもらいたい、注目を集めたい、という欲求の満たし方かもしれない。
だから、そのエネルギーをもっと別の場所で使えるように環境を整えてあげたり、教育をすることが大切なんだ。
いじめや、学校教育、子どもの問題、家庭の問題、そういったことで悩んでいる学校の先生や親には、ぜひ俺の講演会を聞いてほしい。
手前味噌で申し訳ないが、今までたくさんの学校や親から用いられてきた経験に嘘はない。
必ず、解決の糸口をつかんで頂けると自負しています。
少し、言い方が荒くなってしまったかもしれませんが、これが俺の率直な気持ちです。
話題性を拾い、視聴率の為に騒ぎ立てるメディア。
悪者探し、責任逃れを繰り返す学校、教師、生徒、親……。
いつまでもこんなことばっか繰り返しててもなんも変わりません。
実は今回、俺のところにも取材依頼があり、いじめ問題について雑誌の記事を書いてほしい、と言われました。
それが、生産的で社会に肯定的な影響を与えられるものであれば大歓迎ですが、
その内容が、過去いじめられた経験を告白して下さい、という内容だったので、お断りしました。
俺にはそんなものを書いて社会や子どもたちのいじめ問題がよくなるイメージができなかったし、
単に流行にのっかって、反響を取ろう、というのが見え見えだったからです。
俺は、7年前からどうすれば自殺やいじめが減るか真剣に考えてきて、その答えがある程度みえてきたからこそ、余計にそう思うのかもしれないが、今の現状は酷過ぎる。
だったら、一人一人が意識を変えて、他人事ではなく自分ごととして捉えて、やるべきことをやっていく必要があると思います。
これ以上書くと、否定や批判になってしまうので、今日は、ここらへんで終わりにしておこうと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
加藤 秀視
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