こんにちは。
加藤秀視です。
「自分を愛する技術」が、全国のご縁のある学校や少年院、施設に献本されることが決まった。
本の中の言葉たちが必要とされていることが有り難い限りです。
今月末も岩手の一ノ関で講演会があるんだけど、嬉しいことに1,200人もの学生が集まってくれて即満席になったらしい。
これはこれで嬉しいこと。
そうそう、もし学校関係者の方で「自分を愛する技術」を献本してほしい、という方がいたらぜひ「なぜか？と理由を添えて」ご連絡下さい。
学生というまだあまり想念に支配させていないピュアな状態のうちに、自分を愛するという大切な土台を知ってもらいたいと心から願っています。
shushi_kato@souei.info
先日も縁ある同志たちが中心となって、フェイスブックやブログや他のSNSで大々的に本のことを発信してくれて、本当に嬉しいよ。
無償でなんもメリットが無いのに……（泣）
今でも毎日のように発信してくれてて、オレももっとガンガンやってやる～～！！って気持ちになる。
これからもこの本を必要としている人の元に届けていくために、一冊の本の持つ可能性を、丁寧に、大切に、愛して、育てていきます。
それでは本題。今日はロダンについて。
突然ロダンと言っても何のことだか分からんでしょ（笑）
ロダンっていうのはあのロダン。
オーギュスト・ロダンね。「考える人」の彫刻で有名な。
ふと美術館や個展に行ったりするんだが、オレはこのロダンの「考える人」と向き合ってみた。
冗談じゃなくて（笑）
いやね、考えてみてほしいんだが、どうしてこの「考える人」が有名になってるんだと思う？
この人は一体何を考えてるんだと思う？
なんで考えてるんだと思う？
今の時代、周りを見渡せば、人の生き方を説いた指南書というのは山ほどある。
聖書とか古典とか歴史書とか自伝とかいろいろ。
それをちゃんと読めば「なるほど。こう生きればいいんだ。こうすればいいんだ」って普通に思う。
そういった本には王道や本質が書かれていることも多く、勉強になることがたくさんある。
ただ、そこに書いてある生き方をそのまま真似して生きようと思っても現実的にはうまくいかない。
聖人君子を目指すには凡人には遠すぎる～！って感じじゃ（笑）
だから代表的な成功哲学本は、できる限りそういう優れた王道的な書物を分かりやすく、ビジネス上でも一般人が実践しやすく、噛み砕いて伝えてる。
自分を愛する技術をこういった王道書と同じ土俵にする傲慢さはないが、オレの提唱する自己愛とかもそうかもしれない。
あえて意識はしていないが、様々な宗教や歴史で語られている「愛」というものをできるだけ今の人に分かりやすく、伝わりやすいようにメッセージしてる。
だが、こういったことを学んで府に落とすとき大事なことがある。
それはロダンの「考える人」を見て「なぜこの人は考えているんだろう？」と思うのと同じように、「なぜこういう風に生きる必要があるのか？」「なぜ自己愛が大事なのか？」って考えてみること。
そうすれば逆に、そういう生き方を踏み外すとどうなるのか？
愛を失うとどうなるのか？という問いも生まれるはず。
何が言いたいかっていうと、王道や崇高なこと、素晴らしいことを素直に聞き入れるってことはもちろん大事だけど、それよりも「なぜそれが良いのか？」 「なぜそれが必要なのか？」を自分の内側で整理することがもっと大事だということ。
それを整理し自分で考えるようになると、違う答えが出せるようになってくる。
もし、愛を粗末にして、ないがしろにしたらどうなってしまうのか？
社会や人や家庭や企業はどう変わっていくのか？何が起きるのか？
それを考えた人、想像した人はそこで初めて心底思うはず。
「ああ、やっぱり愛は必要なんだな」って。
もしかしたら、「愛はやっぱりいらないな」って思うかもしれない。
そう心底思う人はオレのブログを読むのはやめよう。
お互いのために。
って冗談冗談（笑）
様々な本で伝えられている教えも同じでしょ。
なぜそれが必要なのか？それがない日常や世界ならどうなるのか？
それを自分で具体的に考える、イメージして日常に落としてみる、ってことが大事なんじゃないかと思う。
ロダンの「考える人」は、実は考えているんじゃなくて、人に考えることを説いた像なんじゃないか、ってオレは思う。
「なぜそれが必要なのか？」
「それがなかったらどうなるのか？」
「誤ったことを続けるとどうなるのか？」
「愛あることを続けていくためにはどうすればいいのか？」
そうやって考えていくと、次々と問いが生まれていく。
オレはロダンの「考える人」と向き合って、自分の答えを出した。
これは別に「考える人」でなくてもいい。
オレ達は何を見ても、それを考えることができる。
「なぜこれはこうなっているんだろう？」
「これがなかったらどうなるんだろう？」
常に表裏一体の思考を持つことが大事で、これができないと何を教えられても本当に自分の内側で腑に落ちることはない。
「愛に生きろ！」と言われては「愛に生きよう！」と思って一時的に頑張るが、結局できなくて自分を責めて他人のせいにする。
成功哲学もそう。
こうしなさい、ああしなさい、これが大事、あれが大事、って言われて、「なぜそれが大事なのか？」が腑に落ちてないと結局長続きせず、自分を責めて他人のせいにする。
なぜ？ってそれは自分の内側から生まれた問いではなく、そこから生まれた答えじゃないから。
だから、どれだけ本質的な答えでも正しい答えでも、あえて自分で問いを立て、考えてイメージして日常に落とすことが大事。
「正しいと思う答えを選択したらどうなるのか？」
「間違ってると思う答えを選択したらどうなるのか？」
「一切何もしなかったらどうなるのか？」
それをイメージし日常に落として初めて、自分がその中で何を選びたいのか？っていうのが見えてくるはず。
自分を愛するとどうなるのか？職場はどうなるか？家族はどうなるか？
自分を責めるとどうなるのか？仕事はどうなるか？健康はどうなるか？
何もしないとどうなるのか？社会はどうなるか？仲間はどうなるか？
そんな風に考えていくと、じゃあ今度はどんな風に愛していきたいのか？
愛をどういう風に表現していきたいのか？といった風に新しい問いも生まれてくる。
可能な限り自分の身近なところでイメージしていくと、その中で自分が何を選びたいのか？が出てくるんじゃないかなと思う。
オレはロダンの考える人をじっーと見て、「一体何を考えてるんだろうこいつは？なんで素っ裸で考えてるんだろう？」って思ったが、同時に、
「オーギュスト・ロダンはなんで考えてるようにこの像を作ったのだろう？」
「この考える像からオレ達に何を伝えたかったんだろう？」
「この考えるという表現（形、像、図）からオレ達に何を伝えたいんだろう？」
オレにとってロダンの考える人ということは、シンプルに、
「問いを持つ」
ということだった。
日々メッセージを発信していると、「自己愛が持てません」「自分を愛するためにはどうすればいいですか」みたいなメールが毎日のように来るが、それはただ言われたことを鵜呑みにして自分で考えて動いてないだけなんだよ。
そういう人って、ただ気休めな答え探しを繰り返してるだけなんだ。
だから人生が変わらない。
自分の中に問いを起こさないから具体的にイメージができず、人から答えをもらう軟弱なフォロワーと化す。
具体的に問いを立て、イメージしようとする人は、じゃ「自分はどうしたいか？」という答えが自分の中に必ず生まれてくる。
戦争を経験したことがある人、戦争の恐怖や被害を知ってる人は具体的にイメージができるから、絶対戦争はしちゃいけない！って分かるようにね。
自己愛のことも成功哲学のこともそうやって考えてみたらちゃんと分かるはず。
これから新しく始めていくエンライトメントの活動もそう。
「どうして？」「なぜ？」という問いを立てて、小さなことに向き合っていく。
向き合って、その中から「自分はどうしたいか？」が自然と生まれてくるような環境やディスカッションの場を提供していく。
ぶっちゃけ、今までの自己啓発とか成功哲学ってもう限界なんだよね。
もうみんな薄々気付いてると思うけど。
やり方なんてみんな知ってる、知識だってあふれてる。
本屋やインターネットで見つからない答えなんてもうない時代。
じゃあ、あとは変わるために何が必要か？って言われれば、より繊細なアートに触れたり、より衝撃的な一流と出逢ったり、自分の中からエネルギーが生まれる同志を作ったりするしかない。
そんで、そこから生まれる内なる声や直感を信じる、新しく生まれた問いに向き合っていく、「自分がどうしたいか？」という答えを見つけ出していく。
変わりたかったら自己啓発とか成功哲学とかネットビジネスとか小さい枠に収まってる場合じゃない。
もう飛び出さなきゃいけない。
オレは自分のことを自己啓発の人間だなんて思ったことなんてない。
「秀視さんって自己啓発ですよね」って言われて初めて、ああ、自分は分類されるとそういうジャンルに入るんだな、って思ったくらい。
でも、オレは自己啓発の人間じゃないからドンドン枠を飛び越えていくし壊していく。
エンライトメントはその新しい取り組みの一発目。
今までになかった新しい環境や人、場を提供していく双方向のコミュニケーションサービス。
いろんなワークや宿題も出していく予定。
ちっさい世界を飛び出して新しい世界を見たい人はぜひチェックしておいて。
ちなみに、こっちも本気でやっていくので人数限定での募集。
お互いが関わり合って刺激し合い、進化していける空間するつもりだから。
既に先行申し込みを受け付けてます。
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