お久しぶりです。
加藤秀視です。^^
先日、日本初の「リーダー学」に基づいた
リーダーに必要な要素を具体的に学べる
『トップ・リーダーズ・アカデミー』が
遂に幕を明けました。
第1回目の合宿では
『歴史・人間を紐解き、理解していく』
という内容で、
これからリーダーとしても生きる人にも、
個として自分を確立するためにも絶対に
外すことのできない必要不可欠な要素で、
めちゃくちゃ重要かつ濃い学びの2日間でした。
オレ自身、新たなコンテンツを作るにあたって
本当に多くのことを学ばせてもらい、吸収し、
教育コンテンツとして最高のものがこれから
更に創造していけるとウキウキしています。
今回は、その学びの中でオレが最近強く感じている
「これからの時代の教育」について、
歴史から振り返りながら感じたことと、
教育の未来について考えたことを
共有したいなーと思いますので
お付き合いください^^
教育の歴史を知ることの価値
今、日本の国家戦略を考える上で
一番大切な問題は何かと聞かれれば、
たくさんある中で最重要項目の一つは
確実に「教育」でしょうね。
日本のみならず世界に通用する人材をいかに育てるか。
その意味で考えても日本の教育は明らかに欠落してて、
更に大きな問題を抱えている。
IT時代の今、時代はかなり早いスピードで
どんどん変わっていくわけで、それと同時に、
当たり前だけど必要な教育も変わっていくはず。
とすれば、これまで教育が
時代とともにどう変化してきたのか?
それを知ることによって、
教育の未来を考えることができる。
マーヴェラスラボが提唱する
『リーダー学』において
歴史論という要素があるのは、
まさにこういった理由なんだよね。
明治時代以降の教育の歴史
明治時代は、日本は欧米との
国力の差を埋めるため、
「文明開化」「富国強兵」の旗印の下で
教育に力を入れていた。
当時の日本は非常にオープンで、
“Boys, be ambitious”で知られる
ウィリアム・スミス・クラーク博士など
外国人をどんどん招聘していて、
日本の外からいいものを取り入れていた。
第二次世界大戦後はスローガンを変え、
工業国として加工貿易で発展していくことを
目指していくようになると、それに伴って
教育方針も大きく変わった。
クオリティの高い人材を一斉に育て
産業界に提供する、いわゆる
「大量生産型」が主流になり、
このやり方が大成功して
日本は世界第二の工業国家になった。
この時、米国のように「個」を重視する
教育をしていたら、これほど効率よく
「工業国家日本」を築くことはできなかっただろう。
現在の教育モデルについて考える
ここで改めて考えてみると、
現在の教育モデルは30年も前の話で、
高度経済成長期にできた
「一生安定した生活が送れる」
という常識やイメージがベースになっている。
学校教育において教科に平均的な学力をつけ、
特に数学と英語に中心に評価し、
美術や音楽の情操に関わる教育は
優先順位からは外れる。
この教育モデルの目的は、上記で書いた通り、
工業化社会で有能な従業員として、
そして大量生産を支える人材として
企業に雇われることを最大の目標に
しているワケだから当然といえば当然。
とにかく、ここから分かることは、
高度成長期は右肩上がりの
経済を支える人材として、
生産スキルの人材教育を通して
年齢と共にその技能を高め、
それを次の若者世代につなげるような
家族的な雇用形態が成された、
ということ。
しかし、すでに分かっている通り、
工業化社会は全く違う社会に
姿を変えているのが現状なんだよね。
企業の寿命は1980年代には
30年や50年と言われてきたが、
2014年には23.5年まで短くなり、
現在は更に短くなっている。
例えば、大卒で就職しても60歳まで
勤め上げる前にその企業の寿命が尽きて、
全く新しい企業になるか、
違う企業に雇われるような
就業形態になっていくということ。
全てじゃないにしろ、企業が23.5年で寿命を迎えるか、
30年で衰退するか。
正直、どっちでもいいんだが、オレたちが働く
50ー60年という期間より短いのは確かだと思う。
ということは、多くの人は20歳ぐらいから働き始め、
60ー70歳になるまでに1回~2回は転職を経験する
可能性がある、ということ。
限界点を迎えている現在の教育モデル
歴史から読み取ってもわかるように、
昔のように1つの企業に
「一生しがみつけるという就業モデル」は
残念ながらこれからはほとんど存在しない。
だからこそ、オレたちは先見性のある価値観や
志や意識の高い人とのつながりやコミュニティの中で、
自分のスキルや専門性や強みを磨き続け、
新たな産業や新たなビジネスモデルでも
どんな場所でも役立てる人財であり続け、
成長し続ける必要性があるんだと思う。
学校教育は変わらず柔軟性や進化させる
情熱が欠落してて、
未だにすべての教科に平均的な知識をつける
ことこそが正しいものと思っているし、
受験では平均的な能力を測り、偏差値が
受験学力を測る最も重要な学力だと思っている。
けれど、実際そんなものは現代社会や
人間関係や経済活動で毛頭役に立つはずがないんだよ。
どう考えても役に立つはずがないのに、
そんなことにお金と時間とエネルギーをかけてるから、
いつまで未来の見通しが立たないし、
人材力=国力が強くならない。
現在の教育は「暗記7割・思考3割」。
だから社会に出ても、対人関係においても
自ら考え、答えを創れる人材が少ない理由がわかる。
学校教育は早めに「暗記3割・思考7割」にすべきだと思う。
未来はすべて教育で決まるワケだから。
オレたちの未来に「本当に必要な教育」
現在は見ての通り、想像するよりもはるかに
速いスピードで社会の方が変化をしている。
インターネットとAI(人工知能)とか。
自動操縦技術もすごいスピードで発展し、
人の平均的な能力で補える仕事を
あと10年ですべて奪うと言われてる。
オレたちが今まで誰も経験したことのない時代を
生きることになる日が、すぐそこまで来ている。
こうした新時代には、今までの人生設計モデルや
教育モデルやビジネスモデルは当たり前だけど
通用しないことが多くなってくるわけで。
これからの時代は人の創造性や共感力などを
組み合わせ、例えば、「AとB」を合体させて
「X」という全く新たな製品やサービスを創る、
イノベーション(変革)のパワーが必要なんだよね。
自分が何がめちゃくちゃ好きで、それをどのくらいの
レベルまで身に付けることができるか?
これが社会で有能な才能で有益と言われる能力になる。
だって本当の欲望とか夢って
正直そんな苦しいものではないはず。
みんな一般的にそういうものを追いかけているけど、
それは欲望や夢だと思い込んでるだけで本当の
欲望と言えるほどのものではないって感じる。
本来は楽しむためのものが欲望で叶える楽しさが夢。
それを欲しがれば欲しがるほど、
どんどん自分を楽しくさせてくれるものなはずだから。
好きなものを徹底にやり抜いて
人や社会にシェアする。
そんな新たな教育モデルが必要な時代が始まっている。
だからこそ、ここからは、学校では教えてくれなかった
『社会で勝ち抜くための必要な教育』が必要なんだよね。
それは人間性という教育や道徳・仁愛・忍耐力・構想力・問題解決能力という力。
複眼的や客観的視点・感受性・創造力・創造力・説得力・対話力・営業力・数学的能力・IT活用能力・語学力という教育。
丸暗記より大切な教育が山ほどあるし、
これらの全ては後天的に身につけることができる。
だからオレは今日も明日も更に人財育成に向き合います。
それでは、今日はこの辺りで。^^
氣愛
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